(説明)セネガル相撲のルール等について
こんにちは!!
アジア人初、日本人初のセネガル相撲選手のしょうごです!!

※いつも練習しているチームの選手との写真です。(この写真の他にも沢山選手がいます)
本投稿では、西アフリカのセネガルの国技であるセネガル相撲のルール等について簡単に説明していきます。
ご興味のある方は是非ご覧ください!!
初めに、セネガル相撲には以下2つの種目があります。
・セネガル相撲殴りあり(lutte avec frappe)
・セネガル相撲殴りなし(lutte sans frappe)
次に、セネガル相撲ってどんな競技!?なのか説明します。
①セネガル相撲殴りありについて
セネガル相撲殴りありは、世界的に有名なボクシングや総合格闘技のようにグローブは着用せ
ず、相手を素手で殴ることが可能です。
体重に関しては、レスリングや柔道のように階級制ではなく、日本の相撲のように無差別級と
なっております。
巨大で筋肉粒々な黒人選手同士の戦いは、手に汗握るほど迫力があり、セネガル国内ではサッ
カーに並んで非常に人気の高い競技です。
②セネガル相撲殴りなしについて
セネガル相撲殴りなしでは、相手を殴ることが禁止されています。
体重に関しては、大会の主催者によって異なります。
国が主催する大会では、5階級(66㎏、76㎏、86㎏、100㎏、100㎏超級)に分かれています。
民間企業が主催する大会では、トーナメント方式の場合、軽量級(86㎏以下)と重量級(86㎏以
上)のように大まかに2つの階級に分かれております。
ワンマッチ方式の場合、主催者によってマッチメイキングが行われるため、体重は関係なく、
階級制ではありません。
セネガル相撲殴りなしは、階級制別、安全性、反則などのルールがスポーツ化されていること
から、国内外(特に西アフリカ)でも競技が普及しており、アフリカ大会やフランス圏大会などが開催されるほどまで人気が高まっている。
※2017年にセネガルで行われたアフリカ大会には16ヶ国が出場していました。
次に、セネガル相撲のユニフォーム(試合着)、土俵の広さ、試合時間、勝敗のつけ方について説明していきます。
①セネガル相撲殴りありの場合
ユニフォーム
・褌(ふんどし)やグリグリ{マラブー(各選手に勝利するためのお祈りなどの儀式を行う指導
者)から授かるお守りのようなもの}を着用します。
※褌の布の質、色、長さには規定はありません。
※グリグリの数などに規定はありません。

※試合前の準備として、グリグリを着用している様子です。(緑の布の上に置いてあるものが、
彼のマラブーから授かったグリグリです。)
土俵の広さ
・直径25メートルから35メートルほど
※主催者によって異なります。

※このようにシートの上に砂を敷き詰めて土俵が作られています。
試合時間
・5分×3R、又は、10分×3R
※主催者によって異なります。
勝敗のつけ方
・殴ったダメージにより相手が倒れたり、失神した場合
・背中が地面についた場合
・頭が地面についた場合
・お尻が地面についた場合
・両手、両肘、両膝の6点のうち、4点が地面についた場合
②セネガル相撲殴りなしの場合
ユニフォーム
・褌(ふんどし)やグリグリ{マラブー(各選手に勝利するためのお祈りなどの儀式を行う指導
者)から授かるお守りのようなもの}を着用します。
※褌の布の質、色、長さには規定はありません。
※グリグリの数などに規定はありません。
土俵の広さ
・直径20メートルから25メートルほど
※主催者によって異なりますが、セネガル相撲殴りありより狭くなっています。
試合時間
・3分×2R、又は、5分×2R
※主催者によって異なります。
勝敗のつけ方
・背中が地面についた場合
・頭が地面についた場合
・お尻が地面についた場合
・両手、両肘、両膝の6点のうち、4点が地面についた場合、又は、3点が地面についた場合
※主催者によって異なります。
・相手を殴った場合は即時に反則負け
・消極的指導を3回与えられた場合
・土俵から3回押し出された場合
※主催者によって異なります。
以上がセネガル相撲のルール等の説明となります。
今後、本ブログでは、この他にもセネガル相撲の儀(試合前、試合中、試合後)についてやセネガル相撲特有の秘伝テクニック、セネガル相撲の練習方法、セネガル相撲の歴史などについても話していきます。
乞うご期待ください!!
それではさようならー-!!!